奥歯が無くなると前歯が強く当たり始め、グラグラして出っ歯になりやがて抜け落ちてしまいます。
本症例はインプラント治療により奥歯の回復を行いました。
上部構造作製 作業模型
横から見ると欠損部位にインプラントが入り、咬むことができるようになった様子がよく分かります。
左側も同様に良く咬めるようになりました。
これで臼歯部の垂直的咬合支持が回復され、上顎前歯が突き上げられることが無くなりました。
日々の診療でインプラント 矯正歯科 審美歯科に関することを中心に紹介します
4月から新社会人となる学生さんです。
「前歯の見た目を綺麗に治しておきたい」ということで来院されました。
子供のころ外傷で歯が折れ、以降現在まで間に合わせの治療でしのいで来たとのことでした。
治療前後のスマイルです。
劇的に改善したのは言うまでも無いでしょう。
口の中の状態です。
治療前は間に合わせの治療を繰り返していた為、歯肉も炎症が起き赤く腫れてしまっていました。
たった3本の歯を治療しただけですが、別人のような審美性を獲得することができました。
症例をご覧いただきましてありがとうございます。
見た目が綺麗に仕上がるのは当院では当たり前のことです。
大事なことはそれがいつまでもつのかと言うことです。
このケースの場合、セラミッククラウンはとても強度の高い材料を採用している為ほとんど割れたりすることはありません。
よって
治療結果がいつまでもつのか=歯根がいつまでもつのか
ということになります。
仮歯の状態で長期間そのままにしておく等、間に合わせの処置を繰り返していると、歯根がダメージをうけ消耗してしまいます。
歯根が消耗すると、その上にいくら綺麗な歯を入れたところで、将来的に歯根破折より抜歯になるリスクが高くなってしましまいます。
このケースもある程度の歯根の消耗が認められました。
しかし一生使ってもらいたいという気持ちで再根管治療を行い、ダメージを受けた歯根を補強する方法で支台築造することにより、歯根の強度を遜色ないレベルまで回復することができました。
しっかりとした歯根を回復できましたので、安心して綺麗なセラミッククラウンを装着することができました。
歯が消耗するような間に合わせ治療を繰り返している方は、是非ご相談ください。
片側の犬歯が埋伏している成人女性のケースです。
埋伏犬歯に対する治療法は開窓・牽引が第一選択ですが、本症例は成人のケースであり、変則的アプローチの方がメリットが大きいと診断し矯正治療を行いました。
ガタガタしている状態から、綺麗に並びました。
変則的アプローチを感じさせないレベルの左右対称性も得ることができました。
右側面観 すべての歯が機能的な位置に移動しています
左側面観 右同様にすべての歯が機能的な位置に移動しています。
ガタガタが目立っていた状態から
とても美しいスマイルラインに仕上がりました
症例をご覧いただきありがとうございます。
埋伏犬歯の治療方法は開窓牽引が基本ですが、症例によっては変則的なアプローチの方が審美的・機能的に良い結果を出すことができる場合があります。
歯並びが気になっているけどそこまで大きな手術はしたくないと考えている患者さんは是非ご相談下さい。