治療期間24ヶ月 治療費約80万 標準的な成人矯正治療

標準的な成人矯正治療のケースです

スペース不足でガタガタしている状態から、小臼歯を抜歯しワイヤー矯正で治療を行いました

治療期間24ヶ月 通院頻度月1回

治療費 約80万(月3万の分割払い/金利手数料なし)

現在は保定期間に入りました

保定とは並んだばかりの歯並びが崩れないように、おさえておくことです

当院ではクリアアライナーを標準の保定装置として使用しています

保定期間は約24ヶ月となります 

その期間を経過すれば安定した歯列にはなりますが、僅かな自然の変化も防ぎたい場合は、アライナーの継続使用ではなく、機能的変化を許容する保定様式に変更して永久保定の考え方で保定を続行します

 

術前術後のスマイル変化

綺麗なラインになりました

 

術前術後正面スマイル

歯根の方向も理想的で、より将来的に変化しにくい歯並びを手に入れることができました

欠損部治療の選択肢 ブリッジ?インプラント?のその前に!

20代の患者さんで全顎的な治療相談で当院初診

第一大臼歯3本欠損で、欠損スペースに隣在歯が大きく傾斜している状態でした

子供の頃か忘れたが、大きな虫歯で抜歯しそのままになっていたとのこと

本症例に対して、マルチブラケット矯正治療により歯列、咬合、欠損すべての問題を一気に解決する治療計画をたてました

大臼歯のアップライトや右上歯列遠心移動のためアンカースクリューを使用

抜歯は左上4番の残根のみ

歯体移動でのクローズに時間がかかりましたが、動的治療期間30か月で終了しました

傾斜した大臼歯はアップライトされ緊密に咬合しました

クロスバイトが改善し下顎前歯が後方に移動したためスマイルラインも美しくなりました

 

本症例は第一大臼歯の欠損をそのまま放置していたことが矯正治療にとっては幸いし、良い結果につながりました

もしブリッジなどの治療介入が行われていた場合は、歯根の方向がわかりにくい切削された歯となってしまいますし

インプラント治療が行われていた場合は、矯正治療で前歯の並びを治すことがかなり難しい状態になってしまっていたと考えられます

歯を失ってしまった場合は、ブリッジ、インプラント、部分義歯の説明を受ける場合がほとんどだと思いますが

矯正治療の視点からも解決策を診断してみることをお勧めします

かしば歯科では矯正治療、ブリッジ、インプラント、部分義歯すべてを考慮して、症例に対してして最適な治療計画をご提案します

是非一度ご相談ください

歯を抜かないで出っ歯の改善

10代女性

小臼歯非抜歯で上顎前歯の唇側傾斜を改善した症例


ディスキング量を最小限とするためアンカースクリュー使用

 

どこにIPRいれたかわからないレベル

下顎前歯は圧下により上顎前歯の突き上げを解除

軽度の叢生を配列

 

本症例は過去の指吸いが原因で引き起こされた出っ歯です。

歯列不正を引き起こす悪習癖は指吸い以外にも多数あり、無自覚無意識であることも少なくありません。

こういった悪習癖を早期に認識し改善することが、成長期には大切です。

もし本症例の患者さんが小学校低学年の時に当院を受診していれば、悪習癖の改善により出っ歯にはならず本格矯正治療を避けることができたかもしれません。

 

お子さんの将来的な歯並びに不安がある場合は、ぜひご相談ください。

前歯部ダイレクトボンディング 離開の閉鎖

前歯の間に隙間があるのが気になるという患者さんです。

当院のホームページを見て、前歯をダイレクトボンディングで治療したいという希望で来院されました。

ダイレクトボンディング 術前
ダイレクトボンディング術後
ダイレクトボンディング 術後

 

ダイレクトボンディングとは白い樹脂(コンポジットレジン)を直接歯に接着する治療方法です。

即日治療が完了し歯の負担も少ないのが利点ですが、審美性や耐久性がテクニックに大きく依存するやや難易度の高い治療方法です。

審美を目的とする治療(虫歯ではないのに治療を行う)は保険では認められておりませんが、その分保険適応外の審美性に優れるコンポジットレジンを使用することができます。

この症例も歯を一切削ることなく審美性の高いコンポジットレジンを用いて仕上げました。

自分の歯がダイレクトボンディングの適応か知りたい方は、お気軽にご相談いただければと思います。

 

 

【注意点】

歯の隙間を閉じたい場合、本来は矯正治療以外適応するべきではありません。

矯正治療の場合、下記の症例のようにご自分の歯の形はそのままで歯を移動させて隙間を閉じます。

矯正治療 術前

 

矯正治療 術後

矯正の器具の見た目が気になる場合は、見えない矯正装置を選択することもできます。(裏側矯正、クリアマウスピース矯正など)

どうしても矯正治療ではなく、すぐに結果がほしいという強い希望があった場合にのみ歯を移動させる矯正治療ではなく、歯の形を変えて隙間を閉じる方法を検討します。

歯の形を変える方法はダイレクトボンディングの他にラミネートベニアとセラミッククラウンがありますが、最も歯の負担が少ないのがダイレクトボンディングとなります。

当院では歯の形を変える場合には、充分にデメリットを理解していただいた上で選択していただいております。

 

反対咬合の矯正治療

反対咬合(受け口)の患者さんです。

歯列矯正と骨格の成長誘導より受け口特有の側貌が改善しました。

 

正面からの術前術後

反対咬合が改善し、並びも綺麗に整っています

 

 

右側面観の術前術後

classⅢという反対咬合のかみ合わせから、classⅠという理想的な位置に改善しました。

 

 

左側面観の術前術後

左側もclassⅢからclassⅠに改善しました。