Flexible Approach

奥歯が無い患者さんです。

どうしても前歯で咬むので、

上の前歯が突き上げられて前方に開いてきています。

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このようなケースは矯正+補綴+インプラントを用いた

全顎咬合再構成(Full Mouth Reconstruction)が理想的ですが

すべての患者さんがその治療期間と料金を受け入れられるわけではありません。

臨床家としては、そのような場合でも柔軟に対応することが必要です。

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奥に1本インプラントを入れて少しでもバーティカルストップを増やし

手前の歯は開きをおさえるためにボンドで固定しました。

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横から見るとこんな感じで

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奥歯で咬めるようになりました。

 

柔軟な対応とは

妥協した姑息的な治療ではなく、

「費用対治療効果の高い選択する」

ことだと考えています。

ダイレクトボンディング

今日は外傷の患者さんがいらっしゃいました。

前歯2本が欠けてしまっています。

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・・・・・・治療開始30分後

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なんとか見た目は回復できました

フリーハンドでもこれぐらいはいけます

 

この治療はコンポジットレジンを用いたダイレクトボンディングという方法です

歯を削る範囲が少ないのでファーストチョイスとなりますが

強度的にはやや劣り、審美性はテクニックに依存します

また材料の特性上、経年的な変化も多少出てきます

 

将来的に強度と審美性の問題が出てくれば

ラミネートべニアの可能性もあるかもしれませんね

歯周再生外科Ⅱ

今日は歯周再生外科で全国的に著名な福岡県 榊 恭範 先生の実技トレーニングを受けてきました。

榊先生のトレーニングは昨年の10月以来で2回目になります。

今回はインプラントの周囲に安定した骨を作るテクニックを重点的にトレーニングしました。

ではその一部をご紹介します。

 

インプラントを埋入しましたが、骨が全然足りません

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そこで骨造成を行うために減張切開

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チタンメッシュを付型します

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チタンメッシュを合わせて、人工骨を填入

 

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チタンメッシュを固定して

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CGF(concentrated growth factors)を適応して縫合

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ぴったり隙間なく美しく縫合することで

より良い骨再生が期待できます

これはGBRと呼ばれる骨造成のアドバンスなテクニックですね

 

他にもメンブレンテクニックや、サイナスなど盛りだくさん

時間にして朝9:00~夜7:00まで

長時間にわたりご指導いただいた榊先生をはじめ、協力していただいた業者の方々

ありがとうございました。

最後に

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認定とかそんなのは興味ない

とか

いつも言い放っていたので申し訳ない気持ちです(・_・;)

準備していただきありがとうございました

インプラント上部構造SET

1月はインプラント手術が12件あり

少し忙しかったのでブログどころではありませんでしたが

ようやく落ち着いてきました 。

本日は手術ではなく

インプラント上部構造SETの患者さんです。

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何も無かったところに

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しっかりと白い歯が入りました

 

何も特別なことはありませんが

当たり前のことを当たり前にやる

これが大事なことなんですね