下の前歯が欠損の患者さんです。
このような3歯連続欠損の場合、ブリッジは設計不可であり
歯を入れたい場合は義歯かインプラントどちらかの選択となります。
真上から見た状態です。
骨が硬くて薄い下顎前歯部はインプラント治療の難易度が高い部位です。
本症例はGBRという骨造成を行いインプラントを埋入しました。
二次手術時に充分な骨幅を維持できていることを確認し
上部構造を装着しました。
日々の診療でインプラント 矯正歯科 審美歯科に関することを中心に紹介します
外傷により歯が完全に抜け落ちてしまった場合
・抜け落ちた歯をすぐ探してください
・歯の根には絶対触れないでください
・泥などで汚れていても絶対に根の部分はこすらないで下さい
・その場で直ちに下記の液体に浸漬して歯科医院を受診してください
歯牙保存液
牛乳
生理食塩水
唾液(口の中)
・水道水はやむを得ず口の中に保存する場合の洗浄に限り30秒以内であれば使用可
・乾燥させるのは絶対に×
抜けた歯は、保健室 にある歯の保存液に浸漬されており良好な保存状態でした。
歯根膜を傷つけないように注意しながら洗浄して
無事、再植が成功しました
現在1年以上経過していますが、癒着や吸収などの像は認められず、
見た目にも一度抜けた歯とは誰も気がつかない状態まで回復することができました。
ゴールデンウィーク中は歯科医院も休診のことが多いですので、くれぐれも外傷には気を付けてお過ごし下さい。
下の奥歯が2本無い症例です。
歯が無い状態の何が問題かと言うと、残った歯の負担が倍増することです。
オーバーな力が歯にかかり続けると、やがてグラグラしたり割れたりで抜歯となり、また歯の無い範囲が拡大していきます。
その悪循環を断ち切る方法がインプラント治療です。
この症例は歯が無い部分にインプラントがしっかりと入り
全体で均等に咬めるようになりました。
たった2本のインプラント治療によって残存歯の負担は激減し、
欠損を作り出す悪循環とは無縁の咬み合せになりました。
見た目も綺麗で、一度歯を失ったことは誰にも気がつかれることは無いでしょう。
歯が無い部分が気になっている方はお気軽にご相談ください。