保険の前歯

前からちょくちょくはあったのですが

最近特に「保険治療はやってますか?」

というお問い合わせが多い気がします。

 

もちろん保険治療してますよ(^_^;)

審美・矯正・インプラント以外は基本的に保険です

 

ん?じゃあ保険だと審美性が無いの??

と心配されるかもしれませんが・・・

どうですか?

保険で治した前歯ですよ

 

もちろん「経年的変色」「金属の使用」「色調再現性」など審美性を求めていくと限界はありますが

要は技術なんですよ

保険が下手だと自費も下手だし

逆に保険が綺麗ということは、自費だともっと綺麗ということです

 

話がそれましたが、かしば歯科は保険診療でも質の高い治療を追求しています。

詳しくはホームページの「一般歯科治療」の項目をご参照下さい。

 

 

 

インプラント以外の治療法 歯根端切除

数年前から色々な歯科医院で何度も治療しているが前歯が治らない

たまに腫れるし痛む

という女性の患者さん

 

レントゲンと撮影すると

やっぱり根の先が黒くなって大きな病巣があります

しかも湾曲した根をまっすぐに治療しているので

湾曲部手前で突き抜けてしまっています

一度こうなると、曲がった先の部分には器具が入らず汚れをとることができません

その汚れが原因で病巣を作り症状が出ているということです

 

こういった歯は抜歯してインプラントの提案を受ける場合が多いそうなのですが

 

まだ抜かなくても治療方法はあります

どうやるかというと

外科的に曲がっている根の先を切除するのです

歯肉を開いたら病巣と曲がった根の先が見えました

この曲がった部分を

スパッと切り落として

病巣を綺麗にして、切り口を処理

定位に縫合して終了です

意味わかりましたか?

簡単そうに見えますが、実は注意点の多い外科手術なんですよ

まあ患者さんにとってはホントに簡単で30分程度で終了

手術直後も見てのとおり傷や腫れはほとんどありません

これが当院の歯根端切除術です

根はわずかに短くなりますが問題なく機能しますよ

矯正治療 リカバリーケース

歯並びが気になるという女性の患者さんです

口の中を見た瞬間

「あっ これはrelapseだな」

とわかりました

 

relapse(リラップス)とは悪い状態に戻ってしまうこと

矯正においては一度綺麗に並んだ歯が

再びガタガタの歯並びにもどってしまうことです

 

話を聞くと過去に他の歯科医院さんで抜歯矯正を行ったものの

だんだんとガタガタが気になるようになってきたとのこと

 

矯正治療は歯が並んだらフィニッシュではありません

並んだ歯を動かないようにしておく「保定」が必要です

 

この患者さんは

当院で後戻りのリカバリー矯正治療を行いました

 

リカバリー開始から9か月後

本日ブラケットオフ

過去の矯正で第一小臼歯が上下左右4本抜去済みでした

当然これ以上歯を抜くことはできませんので

リカバリー治療は非抜歯で行いました

 

そして本日から「保定」を開始しました

経験のある矯正医であれば保定の難しさを知っています

もちろん私も保定には最も気を使います

保定があってこそ本当に美しい歯並びを手に入れたと言えるでしょう

 

上顎前突矯正治療 本日ブラケットオフ

治療前は

前歯が飛び出して

全体がガタガタでした

左が術前 右が術後 です

前歯が飛び出していましたので上は抜歯矯正

下は非抜歯

で治療しました

1年6カ月後

充分綺麗と思うかもしれませんが

ここからディティーリングに3カ月かかりました。

 

ディティーリングとは細部の仕上げのことです

 

そして本日ブラケットオフ

綺麗に並びましたね

咬みあわせも良好で

歯の表面も真っ白でつるつるです

最後に模型で比較

 

なんで初診時の口腔内写真が無いかというと

残念ながら旧パソコンのハードディスクエラーで消滅しました

 

やっぱりバックアップは大事ですね

 

本日のインプラントOPE 手術時間15分

数か月前に、県外で抜歯したところを

治療希望でいらっしゃいました

患者さんはインプラントを希望されましたので

CT検査をします

骨の条件は良好ですが

・抜いた部分の骨がまだ完全ではない

・顎の中の神経とその枝

が認められました

 

以上のことに注意して本日のOPE

 

術前

術後

理想的な位置に入りました

OPE時間15分

手術直後の写真ですが

出血どころか傷すらありません

これが当院の低侵襲インプラントです

 

※低侵襲インプラントは骨造成を行う場合などは適応できません