インプラント以外の治療法 親知らずの移植

このレントゲンの時はよかったのですが数か月後・・・

親知らずの手前の歯が割れてしまいました

残念ながら割れた歯は抜歯です

患者さんは抜歯の後インプラントを希望していました

しかし

インプラントをするためには、親知らずも抜歯しなければなりません

どうせ2本抜歯ならインプラントよりいい方法があるんです

まず割れた歯を抜歯

応急処置した樹脂が根の先近くまで行ってますね

これはどうやっても保存不可能です

これが割れた歯を抜いたところ

奥に斜めになった親知らずが見えています

この親知らずも抜いて

手前にポン

どうですか

違和感ないですね

これが移植術です

斜めになって役に立っていなかった親知らずが

インプラントの代わりになってくれました

もちろんポンッといくには高度な外科技術が必要なんですよ

ちなみにインプラントは1本25万

移植術は保険診療

です

本日のインプラントOPE 手術時間10分

14時からのOPEでしたが患者さんが早くお見えになったこともあり、14時までに終わってしまいました。

空き時間で久しぶりのブログ更新となります。

本日はごく普通の大臼歯1本欠損

切開しないOPEでしっかりと埋入できました

手術は10分未満

手術直後の写真でも傷や出血がありません

これがかしば歯科の「低侵襲インプラント」のベースになる技術です

午前のインプラントOPE

あまり午前にインプラントのOPEはしないのですが

典型的な下顎大臼歯2本欠損症例でした

骨に余裕があるので最小限の切開で

インプラント2本埋入

傷が小さいと治りも早いです

レントゲン的にも綺麗に入りました。

本日のインプラントOPE

下顎のインプラント治療の際、注意しなければならないのが下顎管です。

下顎管の中には下歯槽神経や動静脈が入っており、これを損傷すると麻痺等の症状が出てしまいます。

下顎管に直接ヒットしなくても、圧迫などにより症状が出ることもありますので、当院ではCT撮影の上、安全マージンを2㎜以上確保しています。

 

直径4㎜ 長さ10㎜ 埋入トルク45N 初期固定良好

綺麗な縫合は傷の治りも早いです。

1週間後に縫合糸を抜いて、あとは骨と結合するまで3か月待つだけです。